お線香1本の意味は?
お墓参りや仏前でお線香をあげるとき、何本立てるか迷うことがありますよね。
お線香を1本だけ立てる場合、それは「心を込めて故人を偲ぶ」という意味があります。
宗派によっては、1本でも礼を尽くす形とされています。
葬儀直後から四十九日(しじゅうくにち)までは1本とすることが多く、
これは故人がまだあの世へ旅立つ途中と考えられているためです。
四十九日を過ぎてからは、宗派や地域の習慣に合わせて、
2本や3本に増やす場合もあります。
大切なのは本数よりも、「故人を思う心」です。
お線香の煙が天へと昇るように、祈りの気持ちを込めて手を合わせましょう。