【仏事における水引きの色はどう選ぶ?】

■ 仏事で使われる水引の基本カラー

黒白(くろしろ)

もっとも一般的な仏事用の水引です。
葬儀・通夜・法事まで幅広く使われ、全国的に最も多く使われる組み合わせです。

銀白(ぎんしろ)

黒白の代わりとして使われることが多い色。
上品で落ち着いた印象があり、関西地方では特によく使われます。

黄白(きしろ)

主に西日本で使われる水引。
地域によっては、黒白・銀白よりも一般的で、四十九日までの香典や法事で使用されることもあります。


■ なぜ色が違うの?

仏事の水引は「悲しみを表す色」が用いられます。
黒白・銀白は喪の象徴で、黄白は古くから “土に還る” 色として弔事に使われてきました。
地域の風習で異なるため、迷ったときは 黒白または銀白 を選べば間違いありません。


■ 結び方にも意味がある

カラーだけでなく、結び方も「結び切り」 が基本です。

  • 一度だけにすべきこと(繰り返したくない出来事)に使う
  • 大切な場面で用いられる

仏事では必ず「結び切り」を選びましょう。


■ まとめ

  • 仏事の水引は 黒白・銀白・黄白 が基本
  • 最も一般的なのは 黒白
  • 地域差があるが、迷ったら 黒白または銀白
  • 結び方は必ず 結び切り

水引の意味を知っておくことで、より丁寧な心づかいが伝わります。
葬儀・法事のマナーのひとつとして、覚えておきたいポイントです。