除夜の鐘と仏具のおりん

年末が近づくと耳にする「除夜の鐘」。108回打ち鳴らされる鐘の音には、私たちの煩悩を祓い、新しい一年を清らかな心で迎えるという願いが込められています。
一方、仏壇で日常的に使われる仏具「おりん」も、実は除夜の鐘と深い共通点を持っています。
■ 除夜の鐘の意味
大晦日の深夜にお寺でつく除夜の鐘は、仏教の教えに由来し、人の煩悩の数「108」を表して108回打たれます。
低く響く鐘の音は、心を落ち着かせ、一年の締めくくりとして自分と向き合う大切な時間をつくってくれます。
■ 仏具「おりん」とは
おりんは、仏壇に置かれる小さな金属製の仏具で、読経やお参りの際に澄んだ音を鳴らします。チーンという清らかな音には、場を整え、心を静める働きがあります。
◎ 音の役割は“同じ”
実は、除夜の鐘とおりんは「心を整えるための音」という同じ役割を持っています。
- 除夜の鐘……一年の厄や心の迷いを払い、気持ちをリセットする
- おりん……日々の仏事で心を落ち着かせ、仏さまに向き合う準備をする
大きさも使う場面も違いますが、どちらも「響きによって心を調える」大切な仏教文化です。
■ 年末におりんの音を聞いてみるのもおすすめ
忙しい年末こそ、静かなおりんの音に耳を傾けると、心がゆっくり整っていきます。普段のお参りだけでなく、家族で一年を振り返るひとときに鳴らしてみるのも良いでしょう。



