黒檀と紫檀

黒檀(こくたん)と紫檀(したん)は、どちらも高級な唐木(からき)として知られ、仏壇や家具、楽器などに使われます。見た目が似ていますが、性質や印象にははっきりした違いがあります。

🌳 黒檀(こくたん)
- 色:黒〜黒褐色で、ところどころに淡い縞模様が入ることもあります。
- 特徴:とても硬く、重く、緻密(ちみつ)な木質。磨くと深い黒い光沢が出ます。
- 印象・用途:重厚で落ち着いた雰囲気があり、仏壇や印鑑、三味線の棹などに使われます。
- 産地:東南アジアやアフリカなど。
👉 まとめると:「黒くて硬い、高級感のある木」

🌺 紫檀(したん)
- 色:赤紫〜赤褐色で、時間が経つと深みのある茶褐色になります。
- 特徴:こちらも硬くて重いですが、黒檀よりやや柔らかく、木目が美しく出やすいです。
- 印象・用途:温かみのある華やかな雰囲気で、家具や装飾品、仏具などに使われます。
- 産地:主にインドや東南アジア。
👉 まとめると:「赤みがあり、上品で華やかな木」
💡 見た目と印象の違い
| 比較項目 | 黒檀(こくたん) | 紫檀(したん) |
|---|---|---|
| 色 | 黒〜黒褐色 | 赤紫〜赤褐色 |
| 雰囲気 | 重厚・厳粛 | 上品・温かみ |
| 手触り | とても硬く緻密 | やや柔らかめで木目が美しい |
| 主な用途 | 仏壇、印鑑、楽器など | 家具、仏具、装飾品など |
黒檀は「格式の高さ・落ち着き」、紫檀は「華やかさ・温かみ」と覚えると分かりやすいです。
仏壇、位牌に多く使われています。
一度見たり触れてはいかがでしょしんこう事前相談センターうか


