百人一首に詠まれた月の物語

昔の人も、今と同じように月を見上げ、さまざまな思いを巡らせていました。
十五夜や十三夜の月を眺めながら、昔の人が詠んだ和歌に触れてみるのも、秋の楽しみ方のひとつですね。
🍂 秋の夜、月を眺めてひと休み
忙しい毎日の中でも、夜空を見上げるひとときは、心がほっとする時間になるかもしれません。
今年の十三夜は、ご家族と一緒に秋の月を楽しんでみてはいかがでしょうか?
🌕 月見におすすめの百人一首 3選
① 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
作者:阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)
意味:大空を見上げると、故郷の奈良・三笠山に昇っていた月を思い出すなあ。
故郷を懐かしむ気持ちが込められた歌です。月を眺めながら、遠く離れた人や故郷を思う十三夜、十五夜にぴったりです
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② 月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
作者:大江千里(おおえのちさと)
意味:月を見ると、さまざまな思いがこみ上げて悲しくなる。秋は私ひとりだけのものではないのに。
秋の月を眺めながら、物思いにふける気持ちを詠んだ歌です。しっとりとした秋の雰囲気を伝えられます。
③ 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき
作者:猿丸大夫(さるまるだゆう)
意味:山奥で鳴く鹿の声を聞くと、秋の寂しさがいっそう感じられる。
月そのものを詠んだ歌ではありませんが、紅葉や鹿の声を通して秋の情緒を感じられる一首です。

