百人一首に詠まれた月の物語

昔の人も、今と同じように月を見上げ、さまざまな思いを巡らせていました。

十五夜や十三夜の月を眺めながら、昔の人が詠んだ和歌に触れてみるのも、秋の楽しみ方のひとつですね。

🍂 秋の夜、月を眺めてひと休み

忙しい毎日の中でも、夜空を見上げるひとときは、心がほっとする時間になるかもしれません。

今年の十三夜は、ご家族と一緒に秋の月を楽しんでみてはいかがでしょうか?

🌕 月見におすすめの百人一首 3選

月を見上げて思い出す故郷 ~唯一の外国で詠まれた百人一首~/7. 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも|猪狩はな|教育ライター

① 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

作者:阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)

意味:大空を見上げると、故郷の奈良・三笠山に昇っていた月を思い出すなあ。

故郷を懐かしむ気持ちが込められた歌です。月を眺めながら、遠く離れた人や故郷を思う十三夜、十五夜にぴったりです

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十五夜2026 ─ 中秋の名月の楽しみ方と暦の背景 | 福カレンダー

② 月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど

作者:大江千里(おおえのちさと)

意味:月を見ると、さまざまな思いがこみ上げて悲しくなる。秋は私ひとりだけのものではないのに。

秋の月を眺めながら、物思いにふける気持ちを詠んだ歌です。しっとりとした秋の雰囲気を伝えられます。

Ciervo bajo un arce | Kubota Beisen | Impresión de arte

③ 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき

作者:猿丸大夫(さるまるだゆう)

意味:山奥で鳴く鹿の声を聞くと、秋の寂しさがいっそう感じられる。

月そのものを詠んだ歌ではありませんが、紅葉や鹿の声を通して秋の情緒を感じられる一首です。